昨年、ポルトガルで、
TESCO(ポルトガルで自動車部品を製造されている日系企業)主催の東日本大震災のチャリティコンサートに参加させていただきました。主催者の同TESCO -Componentes para Automoveis, Ldaの方から、そのチャリティーの成果について報告をいただきました。
コンサートのブログ記事は
こちら。
集まった義援金は合計で1954.42ユーロになりました。日本円にして約20万円を福島県の相馬保育園に送金いたしました。ボランティアグループの方と、相馬保育園の中江園長先生でご相談頂いた結果、このお金でなくなってしまっていたストーブを購入して頂きました。
加えて、TESCOの担当者の方より、相馬保育園の先の中江園長先生から下記のようにうかがったと聞いています。
「津波で自宅を失い仮設住宅や借り上げ住宅に住んでいる人が新しいストーブを買い求めることが多く品不足だったそうです。今年は特に寒さが厳しく、子供たちが登園してくる朝は-9℃になることもあり、暖かい部屋に入って来れて大喜びだそうです。強い地震がまだ毎日あり安心できない状態だそうですが、みんなで笑顔で助け合って頑張って行きたい、とのことです。」
コンサートにお越し頂いたポルトガル人の方々、また在ポルトガル日本人の方々、どうもありがとうございました。私は子どもの頃から病気持ちだったせいか、人に助けてもらうことが多く、そうした助けに甘えてきてしまいました。そんな私でも、歌を通して誰かの力になれるかもしれないと、今回のコンサートを通じて思えるようになりました。園児たちの笑顔をみることができ、それに関わることができたこと、本当に嬉しいです。
震災から1年がたちました。放射能のことを考えると、とても辛くなります。今は日々、安心しておもいっきり走り回って、おもいっきりご飯が食べられることがどれだけ幸せなことなのかを、痛いほど心に刻んでいます。